Released:15 October 1990
Genre:Shoegaze/Dream Pop/Noise Pop
Length:39:00
Label:Creation Records
Member:
Mark Gardener(vocals,rhythm guitar)
Andy Bell(vocals,lead guitar,piano,harmonica)
Steve Queralt(bass)
Laurence Colbert(drums)
YKKです。またまたシューゲイザーなんですが今回はイギリスのロックバンド、ライドのデビューアルバムにして大名盤のノーホエアを紹介させて頂きます。
ライドは、1988年にイギリスのオックスフォードでアンディ・ベルとマーク・ガードナーを中心に結成し、1989年にキャンセルしたバンドの穴埋めとしてライブに出演したところ、クリエイション・レコードの創立者であるアラン・マッギーの目にとまり契約を結びました。
バンドはいくつかのEPをリリースし、轟音ツインギターとそれに対峙するかのような美しいサウンドで聴衆を圧倒。待望の1stアルバムとしてリリースされたのが本作になります。
Dreams Burn Down
https://www.youtube.com/watch?v=g92SvSGH_Lw
(当時のライブ映像)
人気とは反比例してバンド内の音楽的価値観の違いも大きくなり、バンドは1996年に解散します。1995年~1996年と言えばオアシスのモーニング・グローリーが大ヒットしているようにブリット・ポップシーンが世間を盛り上げており、彼らの4枚目のアルバム「タランチュラ」も初期の轟音は影を潜めブリット・ポップ色が強いものとなっておりました。
解散後、メンバーはそれぞれの音楽活動を行いますが、特に有名なのはアンディ・ベルがハリケーンというバンドを結成、解散後に突如あのオアシスのベースとして加入したという事でしょうか。ベルはオアシス解散後のリアム・ギャラガーフロントのバンド、ビーディ・アイにも参加しており、そのベースプレイからはかつて轟音ギターをプレイしていたとは思えないような印象を受けましたが、2014年にライドが再結成、昨年にはまさかの新作もリリースしました。
珍しくバンドのバイオグラフィーなんて書いちゃったわけですが、それはともあれ、今作も当時大学生でマイブラを知った時にこれも手をだしたわけですがやっぱり衝撃を受けました。
Vapour Trail
全曲良いのですがお気に入りは冒頭で貼りました「Dreams Burn Down」ですね。最高です。
あともう一曲挙げるとしたらド定番ですがこの「Vapour Trail」ですね。この曲は音楽メディアとして世界的に影響のあるイギリスの週刊音楽雑誌、NMEに90年代のベストトラック100に81位でランクインしておりました。
他にもTasteとかIn A Different Placeとかも好きですが是非ともCDを購入して聴いてみてください。
ところで、一番最初に貼ったアルバムの写真ですが、実はこちらは20周年記念盤になります。2枚組となっていて、1枚目はアルバム、2枚目はライブがこれでもかと収録されているのです。自分がライドを知ったときは既に廃盤となっていて、今でも中古で一万円とかで売られているようですね。中古CDショップで1,700円くらいで売られててめっちゃ嬉しかったのを覚えております。他にはファンにはたまらないブックレット仕様となっていて、英文、当時のメンバーの写真なんかが印刷されています。
こんな感じ。
更に余談。
上に写っているのがNowhereとNowhereリリース前のEPになります。
左上の赤いやつが通称赤ライドと呼ばれる一番最初のセルフタイトルEPで、代表曲Chelsea Girl他収録されています。
右上の黄色いやつが通称黄ライドと呼ばれる2枚目のEP、「Play EP」で代表曲Like A Daydreamが収録されています。Nowhereには収録されておりませんがこれも好きなんで貼っておきます。
上真ん中の紫色がSmile Epで、先ほどの赤ライド、黄ライドをまるまる一枚にまとめたものになります。通称は・・・特にないのかな?
そして左下、Today Forever EPという通称鮫ライドと呼ばれるEPになります。
これはリリースが1991年で、Nowhereリリース後に出たものになりますが2001年のNowhere再発の時にまるまるボーナストラックとして収録されています。今買うと多分入ってるのかな?という事でこれ自体を手に入れる必要はなくほぼコレクターアイテムとなっています。
最後の右下が皆さんお分かりかと思いますがFall Epという通称ペンギンライドになります。
これは最初に貼ったDreams Burn Downをはじめ4曲が収録されていますがまるまるNowhereの5,9,10,11曲目として収録されています。でもかわいすぎるのでこれぞコレクターアイテムではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
後半はアルバム関係なくEP紹介になってしまいましたが、辛口で有名なアメリカの音楽サイト、ピッチフォークメディアの1990年代のアルバムトップ100に74位で選出されている通称波ライド、死ぬ前にお手にとってみてください。
2ndアルバム、Going Blank Againもシューゲイザー色は薄まりますがよりポップとなり、アートワークも含め名盤ですので是非ともチェックしてみてください。
長文読んで頂きありがとうございました。
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